スタンレイ・ムジュル(Stanley Mujuru)


スタンレイ・ムジュル

1979年ジンバブエのハラレ生まれ

トーテムはヒヒ

ムビラを演奏する一族、
ムジュル一族の1人。

ムビラの演奏、
特にムビラの制作技術には定評があり、
世界各国からの注文を受けてムビラを制作している。

スタンレイ・ムジュル氏インタビュー

ムビラの制作について

質問:あなたはどこで生まれましたか?

ハラレ病院で生まれました。

質問:いつムビラを弾き始めましたか?

8歳の時に弾き始めました。
最初の曲はネマムササでした。

この時には、私はダンバツォコ(※1)地方に住んでいました。

質問:いつムビラの制作をはじめましたか?

24歳の時です。

質問:なぜ、ムビラの制作をはじめたのですか?

ムチャテラ(※2)がムビラを我々ムジュル一族に残してから、
私の兄弟達もムビラを制作しています。
だから私も、ムビラを制作する事に興味を持ちました。

そして、
ムビラを演奏するだけでは生活をする事は難しいです。
ムビラを制作する事もできれば、
ムビラで人生を構築する事ができます。

私は皆さんが知っているムビラ以外にも、
別のムビラも制作しています。

ニュンガニュンガというムビラです。
このムビラは、古くはモザンビークからやってきた、
と言われます。

これは、特にジンバブエでは、
学校の音楽の授業で使われます。
もちろん、
チウォニソ・マライレ(※3)のように大人も演奏します。
ニュンガニュンガは詩的で、
少ない手数で曲を演奏する事ができます。

スタンレイ・ムジュル制作(ニュンガニュンガ)

ムビラの演奏が上達するためには

質問:日本人でムビラを練習している人のために、
ムビラが上達するためにアドバイスはありますか?

ムビラという楽器は、我慢が必用です。
もし、ムビラを学ぶ初心者であったなら、
ムビラを難しいと思うでしょう。
しかし、慣れてくるとムビラは難しくない事に気がつきます。

また、リズムを聞き取る事は重要です。
もし、リズムを聞き取る事ができれば、
ムビラの習得はとても簡単になります。
なぜなら、リズムが心にキープされるからです。

質問:リズムとはホショ(※4)のリズムの事ですか?

いいえ、違います、音のことです。
音の流れの事です。

時には、
ムビラのそれぞれのキーが出している音の流れを口ずさむ事ができます。
そうするとムビラを学ぶのが簡単になります。

質問:リズムを理解するにはどうしたらいいですか?

とても強い聴き取りが必要です。
もし正確に聴き取れば、
その曲が何と言っているのか、
あなたはリズムを聞き取れるようになるでしょう。

例えば、
ホショのサウンドを例にあげると、
“クルチェッ、クルチェッ”とあらわす事ができます。

質問:”強い聴き取り”という意味は”集中して聴く”という事ですか?

そういう事です。

 

※1 ダンバツォコ

ムジュル一族が住む田舎村

※2 ムチャテラ

ムチャテラ・ムジュル、ショナ族の信仰する精霊、チャミヌカを体に宿していた、
と言われ、生涯、チャミヌカの言葉をジンバブエの人たちに伝え続けた。1977年没。

※3 チウォニソ・マライレ

ニュンガニュンガを演奏した女性ムビラ奏者。世界各国で演奏活動を行い、
精力的にその素晴らしさ、ショナ族の精神を世界に伝えた。2013年没。

 

※4 ホショ

ムビラを演奏する時に振られるシェイカー。ビートを刻み、曲のテンポの速さをコントロールする。

 

♪スタンレイ・ムジュル氏の演奏♪

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